1994 葛西/N邸

■所在地/東京都江戸川区

■家族構成/夫婦+子供三人

■構造/鉄骨造

■敷地面積/58.45M2(17.68坪) ■建築面積/ 33.54M2(10.14坪)

■ 延床面積/106.32M2(32.16坪)

江戸川あたりはとても地盤の状況が良くない場所ですが、このような場所で住宅の設計をする場合基礎や構造の設計方針を決定することはとても重要で難しい設計作業となります。地中深く杭を打込めば安全な建物は可能ですが、住宅にそれ程の費用はかけられません。この住宅は家族5人と犬ととても車好きのご主人の家です。敷地は以前ミニ開発された18坪弱の敷地に32坪の3階建て+ロフトとして計画しました。

地盤に与える影響を極力少なくするため木造に近い重量の鉄骨造としました。 鉄骨造のフレームに住宅ではあまり使われない材料や軽量の工業製品が組み合わされ、ローコストな住宅に仕上がっています。

 
東側遠景。土木用のコルゲートチューブを屋根の構造体としている。

1階は玄関とガレージのみ、カーマニアのご主人の趣味の場所で、車の整備の為のピットも設置されています。法的な床面積から除外されている場所です。

 

 

 
車3台駐車+バイク。玄関の地下ピットは整備のための工具がびっしりと並んでいます。
お向かいさんが目の前なので視線が気になります。アルミサッシにアルミの板を張った目隠し窓と工事の仮設用エキスパンドメタルでスクリーンを作っています。
 
東ファサード。
 
 
外部の吹抜け空間で階段室も明るい仕掛け。
 
 
天井を高く保つため構造をそのままにペイントで仕上げた。
 
 
ボールト屋根のロフト。