1998 茂原/K邸

■所在地/千葉県

■家族構成/二世帯住宅

■構造/木造

■敷地面積/200.22M2(60.56坪) ■建築面積/ 76.93M2(23.27坪)

■ 延床面積/136.06M2(41.15坪)

 

 
玄関:内部は収納を兼ねた凹めた窓が通りの視線を柔らげます。

千葉県茂原市に建つ2世帯住宅です。1階がお母さんのエリアで、2階が息子さんのエリアです。大きい煙突のようなトップサイドライトは共有の玄関に光りを取り入れる仕掛けです。カーポートの屋根も兼ねた広いウッドデッキは友人を招く場所でもあります。

 
とても贅沢なウッドテラス。ただの物干場にならないことを願うばかり。

お母さんと一緒に暮らすため親思いの息子さんが「母の家」として建 てました。お母さんのこれまでの生活パターンにあまり変化を与えな いように単純な田の字型プランとしました。家の中心に直径20セン チの丸太を使い大黒柱を設け、階段室の塔状のトップサイドライトの 効果とあいまって豊かな空間をつくっています。

外壁は塗壁にしました。くし引き仕上げで荒っぽく仕上げました。デッキ材はセランガンバツ。水に強い材料です。

 
テラスより2階リビング方向を見る
9mの檜丸太をちょうど建物中心の大黒柱です。大黒柱はやはり安心を感じさせます。
 
2階リビング吹抜
この吹抜はこの住宅の一番高い所でトップサイドライトを設けています。1階、2階の温度や空気の流れを障子と天井に取付けた2台の換気扇でコントロールしようというものです。障子は暖気を逃がさないよう、最上部の換気扇で熱気を抜いて温度を安定させようというものです。
 
玄関・階段室上部吹抜